八芳園ブライダルフェア

ブライダルフェア(結婚式場の見学会)1件目は「八芳園」へ行ってきました。

八芳園|公式サイト
東京・白金台の地で400年の歴史を誇る日本庭園を有し、創業80年を迎える八芳園。食・婚礼・ご宴会をはじめとする全てのお客様へ、日本の美意識が凝縮された特別なひとときをお届けします。

当日は概要説明→挙式場見学→試食→披露宴会場見学→商談という流れで、全体で3時間半ほどとなかなかのボリュームでした。

概要説明

概要説明では、八芳園は創業80年の老舗式場としての安心感・安定感や、洋婚(チャペル・ドレス)と和婚(神前式・白無垢)のどちらにも対応可能であること、前撮りが必ずセットになるので洋装・和装の両方を写真に残せる…といった強みを紹介されました。

前撮りは「本番の挙式を和装で行う場合はTBP(トータル・ビューティー・プロデュース)を洋装で実施することになるので、当日撮るものと同じシチュエーションで和装&洋装の両方をプロに撮ってもらえますよ」という意味なのですが、これからブライダルウェアへ行こうかな?という段階の読者の皆さまには何が何やら伝わらないでしょう。

私たちも、この見学会の時点ではいまいちピンと来ていませんでした。

挙式場見学

八芳園の挙式場は、洋婚(キリスト教式)の場合は「オリエンタルチャペル」と「ザ・ガーデン」の2か所、和婚(神前式)の場合は「出雲殿」と「鳳凰殿」の2か所があります。

まずは代表的なチャペルである「オリエンタルチャペル」へと案内されました。

バックに見える植物の緑と、木製の座席がマッチしていてとても落ち着いた雰囲気です。
こちらのチャペルで挙式の場合は、目の前にある階段で集合写真を撮影する形になります。

【挙式場】オリエンタルチャペル|八芳園 公式サイト
窓から注ぐやわらかな光と、緑のぬくもりに包まれた、自然のなかの寛ぎのチャペル。400年の歴史ある広大な日本庭園を有する結婚式場・八芳園内の挙式場「オリエンタルチャペル」についてご紹介します。

私たちはもともと「挙式は神前式かな?」と思っていましたが、実際にチャペルを見てみるとキリスト教式も「ザ・結婚式」といった感じで良いものですね。

続いて本館のなかにある「出雲殿」へと向かいます。

八芳園は80年の歴史がある式場ですが、神殿は近年改修されたようで古めかしさを感じず、とても厳かな雰囲気です。

こちらの出雲殿は名前のとおり、縁結びの神・出雲神社の系列であり、出雲神社での挙式と同等の内容で神官が執り行うとのことです。

【挙式場】出雲殿|八芳園 公式サイト
縁結びの神様「大国主大神」を祀る神殿で執り行う、出雲式の神前式。400年の歴史ある広大な日本庭園を有する結婚式場・八芳園内の挙式場「出雲殿」についてご紹介します。

試食

ブライダルフェア最大のお楽しみパート(?)である披露宴メニュー試食です。

八芳園には試食会専用の区画があり、庭に面していてとても良い眺めでした。

試食用の「メニュー表」まで用意されていて、本物のコース料理のようです。

 ・前菜
  鶏のムースと彩り野菜を添えたダブルビーフコンソメ

 ・肉料理
  伝統のローストビーフ 和風トリュフのソース
  農園より取れたて冬野菜と共に

 ・食事
  胡麻と柑橘香る鯛の土鍋炊き込みご飯
  季節の香の物
  菜の花と海老芋のみぞれ椀

 ・デザート
  ブッシュ ド ノエル

こんなに豪華な食事を(無料で)いただいて良いものか!?と、ふたりで顔を見合わせながら完食しました。

メインのローストビーフはもちろん、ふたりが特に気に入ったのは鯛の土鍋ご飯です。

八芳園では料理の「香り」も大切にしていて、当日は土鍋のまま会場へ持込み、ブワっとフタをあけて盛り付けるというパフォーマンスも行うとのことでした。

和風の会場だからといって和食に全振りしているわけではなく、洋食もおいしく、バランスよくコースがまとまっていました。

披露宴会場見学

初めの概要説明の際に、ゲストの人数を「30~40名くらい」とお伝えしていたので、その規模の披露宴に向いている会場を2か所見学しました。

いずれも、打合せ会場として使用されていたり、翌日の披露宴に向けて装飾がセットされていて、あまり自由にあれこれ見ることはできませんでした。

まずは2階の”LEAF”(リーフ)、天井装飾が特徴的で、最大82名。

【披露宴会場】リーフ|八芳園 公式サイト
組子や日本伝統紋様のスワロフスキーが彩る、伝統とモダンが融合した佇まいの八芳園のバンケット「リーフ」。日本の伝統技術を集めてつくりあげたコンセプチュアルなウエディング「KOTONO-HA」で、ゲストの皆さまと心通う特別な一日を。

続いて5階の”LINDEN”(リンデン)、窓一面に庭を見ることができ、最大58名。

両家の親族のみであればホームページ掲載写真のように長テーブル2列で、友人や会社関係のゲストも呼ぶ場合は丸テーブルと、会場構成は披露宴の規模によって変えられるとのこと。

【披露宴会場】リンデン|八芳園 公式サイト
大窓から眺める自然が美しい優美な八芳園のバンケット「リンデン」。会場に備えたひじ掛け椅子には、一席ずつにクッションを設え、ゲストの皆さまにゆったりと寛いでお過ごしいただけます。

また、今回は見学できませんでしたが、1階の”AIR”(エール)から眺める庭もとても素敵で、100名超えの規模であればオススメとのことでした。

【披露宴会場】エール|八芳園 公式サイト
広大な日本庭園を望む、自然と調和した開放的な八芳園のバンケット「エール」。京都の金箔伝統工芸士による月をモチーフにしたオブジェが、幸せなおふたりと、ゲストの皆さまを穏やかに照らします。

商談

すべての見学を終えてブライダルサロンに戻り、商談タイムとなります。

初めの概要説明時にヒアリングされた情報(人数規模、お色直しの有無、ウェディングケーキカットの有無など)を盛り込んで、概算見積書を提示されます。

このわずかな時間で、希望の内容を必要十分に聞き取り、希望日程で会場を仮押さえして見積まで弾くとは、なかなか“シッカリした”営業体制です。

披露宴の人数は40名弱で、総額およそ240万円

ざっくりとした内訳は…
 ・挙式、披露宴 140万円ほど
 ・写真、ビデオ 20万円弱
 ・衣装、美容関係 70万円強
  ※和装→洋装 お色直し無制限プラン
 ・引出物など 10万円強
といった形でした。

一般的に「結婚式の費用は初期見積額の2倍になる」とも言われており、今回弾かれた見積に入っていないものを追加すると、実際の費用は上がっていくことになります。

240万円の2倍というと、480万円。これはだいぶ予算オーバーです(笑)

しかしながら、概要説明の時にうっかり「大手の式場で300万円を下回ることは無いかな?と思ってます」などと予算感を話してしまったため、スタッフは「ほら!300万円を下回ってます!!いかがですか!!!」と、とても強気です。

統計的には、最初に見学にいった式場で決めるカップルが最も多いと言われていますが、これはスタッフのセールスの押しに負けてしまうケースも多いのではないでしょうか…

そして仮押さえした日程をキープするには、前金として20万円が必要とのことで、

「一生に一度のことなので、もう1か所の見学をして、確信を持ってからお申込みしたい。」
「前金20万円の問題なのであれば、(新郎が)ポケットマネーでお支払いします(チラッ」

と言って、なんとか即日申込み…とはならず、見学会は終了となりました。

私たちはもともと八芳園が第1希望の式場だったので、無理に押し問答せずに申し込みをしても良かったのですが、もう1か所の見学にも行ってみたかったので回答保留となりました。

いやーしかし、先輩花嫁花婿さんからは「タダ飯食えるから、ブライダルフェアはあちこち行ってきな!」と言われていたのですが、こんな商談を何度もするのは避けたいところです(笑)